お知らせ
こんにちは! 今回は、スズキ キャリー(幌車)のエアコン修理のご紹介です。
お客様からのご相談内容は、**「エアコンのスイッチを入れても、風が全く出てこない」**というものでした。エアコンの風が出ないと、これからの季節は車内がサウナ状態になってしまい本当に辛いですよね。
さっそく原因を究明して修理していきます!
1. まずはエアコンガスの点検から
エアコンのトラブルと一口に言っても、原因は様々です。
まずは基本的な点検として、マニホールドゲージを接続してエアコンガス(冷媒)の圧力やコンプレッサーの作動状況を確認します(image_2.png)。
ガスはしっかり入っており、コンプレッサーもカチッと動いています。ブロアモーター(風を送る扇風機のような部品)の回転音も聞こえるのに、吹き出し口からは風が来ない……。 となると、疑わしいのは**「風の通り道の物理的な詰まり」**です。
2. ダッシュボード周辺の分解作業
原因を特定するため、助手席側のグローブボックスやダッシュボード周辺を分解し、エアコンのユニット(エバポレーターが入っているケース)にアクセスしていきます(image_png)。
軽トラや軽バンは作業スペースが限られているため、慎重に部品を外していきます。ここまでバラすと、ようやく問題の核心部分が見えてきます。
3. 原因判明!衝撃のエバポレーター
エアコンユニットを取り外し、中に入っている「エバポレーター(空気を冷やすための熱交換器)」を取り出してみると……
衝撃の事実が発覚しました! こちらの画像をご覧ください
- 写真2(取り外した部品): ホコリや泥、ゴミがびっしりと層になってこびりつき、完全に目詰まりしています。
- 写真3(新品の部品): 本来はこのようなアルミのフィンが綺麗に並んでいて、ここを空気が通り抜けることで冷たい風になります。
これだけ汚れがフェルト状に詰まって壁のようになってしまっては、ブロアモーターがいくら頑張って風を送っても、全く風が通り抜けないのも当然ですね。仕事で使われるお車(特に農作業や現場作業など)は、どうしても車内にホコリが舞いやすく、このように詰まってしまうケースが珍しくありません。
4. 新品への交換とガスチャージ
今回は清掃でどうにかなるレベルを超えていたため、新品のエバポレーターへと交換させていただきました。
綺麗な新品部品を組み付け、分解したダッシュボード周りを元通りに戻します。 最後に真空引きを行ってエアコン配管内の空気や水分を抜き、規定量のエアコンガスを再充填して作業完了です!
まとめ
修理後は、嘘のように勢いよくキンキンに冷えた風が出るようになりました!お客様にも「これで快適に仕事ができる!」と大変喜んでいただけました。
「最近エアコンの風量が落ちてきた気がする」「風が全然出ない」という症状がある場合、今回のようにエバポレーターの詰まりが原因かもしれません。特に、エアコンフィルターが装着されていない年式・車種の場合は要注意です。
気になる症状がある方は、ぜひお早めにご相談ください!


